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室戸ユネスコ世界ジオパーク |
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むろと廃校水族館 | |
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(昼食) 室戸キンメ丼 |
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生見サーフィンビーチ |
室戸ユネスコ世界ジオパーク
高知県の東部・室戸市には世界も認めた自然が広がる「室戸ユネスコ世界ジオパーク」が。
大地が盛り上がり続けるこの場所は、「人々がどのように自然と賢く暮らして来たか」をテーマにかかげ、大地の誕生を間近で体験・観察する事ができる88のエリアがあり、地質・地形・文化・動植物など見所いっぱい。
その中の一つ、国道55号線沿い、室戸岬町と佐喜浜町の境、鹿岡鼻(がぶか)にある「夫婦岩(めおといわ)」。夫婦岩は全国各地にあるが規模が大きい部類に入る。長年に及ぶ風と波の浸食によりできた美しい紋様がポイント。
そして「アコウの木」。亜熱帯性の植物で、岩を抱いているような形で根を生やす姿から生命力やパワーを感じる人も多いはず。
海岸に沿って整備された遊歩道は、不思議な形の岩や、マグマの跡などをみつけることができる。また、海岸におりて遊んだり、お弁当を食べたりと気候のいい日はお出かけにもピッタリ!
そんな「室戸ユネスコ世界ジオパーク」は2011年9月18日、美しい自然とそれを守りながら活かす活動が高く評価され、四国で初めて世界ジオパークネットワークへの加盟が認定。
地球のダイナミックな営みのパワーを感じながら、ともに過ごしてきた人々の暮らしぶりに触れてみよう。
ディープな魅力を知りたいなら、ガイドツアーへの参加がオススメ!市全域に広がるジオパークの見どころを、個性豊かな地元ガイドとともに巡ってみて。ホームページでは各スポットの情報をはじめ、ツアーやモデルコースの情報もたっぷりなので、ぜひ覗いてみて。
むろと廃校水族館
2006年に廃校となった旧椎名小学校をリノベーションした「むろと廃校水族館」。廃校水族館という愛称で親しまれ、週末やゴールデンウィークなどの連休ともなれば大勢の人で賑わいをみせる人気のスポット。
館内は学校の要素がそのまま残る懐かしい雰囲気で、机や椅子、教科書はもちろん、跳び箱を利用した水槽など、珍しい工夫もたっぷり。
それだけでなく、泳ぐ魚も1000匹以上の海の生き物を展示しており、館内の大きな水槽には、サバやウツボなどが。中でもイチオシの屋外プールでは、サメやウミガメが泳ぐ姿を間近で見ることも可能で、ゆったりと泳ぐ姿に時間も忘れて見入ってしまうはず。
手洗い場を利用したスペースでは魚にタッチすることもでき、目で見るだけでなく、触れて楽しむことも可能。
実は、展示されている魚は地元漁師さんが獲った魚。水族館運営を行うスタッフは「日本ウミガメ協議会」に所属しており、室戸基地でウミガメの調査・研究などを行う際に協力を得ている漁師さんから定置網にかかった生き物を譲ってもらうそう。
そのため、海のゴミや環境問題などにも着目。理科室には魚の骨や標本、液浸標本などの珍しい展示もしており、見るだけでなく大人も子どもも楽しく学べる施設になっているのだ。
またお土産コーナーもグッズが充実しており、廃校水族館でしか買えない可愛らしいブリのぬいぐるみなどもあり♪
誰もが通った学校の懐かしさの中にある、面白さや学びをここ、廃校水族館で体験してみて!
室戸キンメ丼
ダイナミックな自然の風景や魅力的なスポットがいっぱいの室戸市は、多い年で年間約500tの漁獲を誇る高級魚・キンメダイの西日本一の水揚げ地として有名だ。
この恵まれた環境と食材を活かし、2012年に室戸市の料理人や地域の方がミーティングと試食を繰り返し完成したのが、今やすっかり名物となったご当地丼「室戸キンメ丼」だ。
その主な定義は、室戸沖で穫れたキンメダイの照焼きと季節の地魚の刺身を盛り付け、キンメダイのアラで取った出汁をつけることで、市内8店舗の飲食店や宿泊施設で食べることができる。
最初はお刺身をそのままで、次はご飯と一緒に。半分くらい食べたらお好みでキンメダイでとったアツアツの出汁をかけてひつまぶし風で食べるのが、地元民おすすめの食べ方なのだとか。
室戸沖のキンメダイは水深約360mの深海に生息するが、室戸は海岸近くの海底が急峻な斜面になっており、水深の深い漁場が近い。そのため深夜に出航して午前中には帰港、そして午後にはまな板の上に載る「日戻り」の新鮮なキンメダイを味わえるのだ。
お刺身の鮮度、照り焼きの香りや風味をそれぞれ味わいながら、何通りもの食べ方が楽しめるのも贅沢で嬉しい。
それだけでなく「たくさんの人に室戸を訪れてほしい!」そんな想いが込められているため、価格は全店で1700円で統一と超お手頃価格!
市内のスポットを巡ったあとは「室戸キンメ丼」でお腹を満たして♪
なお、予約制の店舗もあるため、事前予約がオススメ。
生見サーフィンビーチ
高知の海はビギナーからエキスパートまで、様々なレベルのサーファーが楽しめる波が点在するサーフスポットの宝庫。いい波を目指して「サーフィン移住」をする人も近年増えてきている。
そんな高知でも最東端・東洋町にある「生見サーフィンビーチ」は、県内だけでなく県外からもサーフィン好きがこぞって集まる、全国でも知名度の高いビーチで「サーファーの聖地」とも呼ばれている。
その理由は、どの季節でも波のコンディションがよく、サーフィン初心者から上級者までどんな人でも楽しめるから。海岸は全長約1000mあり、サーフポイントは大きく「西側・中央・東側」の3箇所に分けることができる。西側は、うねりが入りづらく波のサイズが小さいことが多い。中央は、地形次第でいい波が立つものの、アウトに向かって突き出るような長くて大きな岩があり、満潮の時には先端がわかりにくいので利用の際には要注意。東側は、ウネリが入りやすく波が立ちやすいのでベテランサーファーに人気のスポットだ。
初心者向けのポイントは西側のポイント。波のサイズが比較的小さいため初心者には適した波が多い。
自然が多くのんびりとした雰囲気の中、広くて青い海で泳いで心も体もリフレッシュ! 是非一度、体験してみてはいかが?
またビーチ付近には、オーシャンビューが楽しめる宿泊施設や、新鮮な魚が楽しめる飲食店も多数。
サーフィン全国大会も行われているので、チェックしてみて!
周辺のおすすめスポット
MUROTO Bass 55
都会の喧騒から離れ、体験できるのはたっぷりの自然。広い大地と雄大で美しい景観、夜には満点の星が空に輝き、優しい波の音に癒されるはず。
「何もしない時間」さえ楽しい。そんな、大地の始まりの地・室戸ジオパークにあるグランピング施設「MUROTO Bass 55」は、全室異なるデザインの客室を完備。お洒落で写真映えもバッチリな空間で、女子旅にもぴったりだ。
また、バーベキューコースもあるので、美味しい地元食材を食べてお腹も満たされ大満足なこと間違いなし。
焚き火を囲んで星空の下で語り合うも良し、レンタサイクルで自然を体験しながら町をサイクリングするのも良し。あなた好みのプランをチョイスして、室戸旅行を満喫してみて。
室戸岬灯台&最御崎寺
青い海と空の間に建つ、室戸岬のシンボル「室戸岬灯台」は、明治32年以来、 航海者たちの安全を照らす水先案内人として活躍。室戸岬の先端、標高151mにあり、レンズの大きさは直径2m60cmと日本最大級を誇る。2010年には愛を誓い合うのにふさわしいと「恋人の聖地プロジェクト」にも認定され、数々のカップルが足を運ぶ場所としても知名度が高い。
そこから徒歩5分ほどの場所にある「最御崎寺」は、四国霊場第24番札所で、高知で最初の札所。
一晩で作られたとされる「観音窟」や、空腹にあえぐ空海に、里芋を惜しんだ老婆が言い放った「この里芋は食べられない」の嘘が現実となった「不喰芋」など、空海の七不思議が存在する寺でもあり、神秘的な雰囲気を味わえる。
室戸ドルフィンセンター
自然のダイナミックな造形美が織りなす「室戸岬」のすぐそばにある「室戸ドルフィンセンター」。
イルカと触れ合える様々な体験メニューを用意しており、プールサイドから餌やりや写真撮影ができ、小さな子どもも体験可能な「餌やり体験」をはじめ、サインを出してイルカと遊べる「トレーナー体験」、専属トレーナーがついて、実際にイルカと泳ぐことができる「ドルフィンスイム体験」など、一年を通して誰でも楽しめるプログラムがいっぱい♪
また、季節に合わせたイベントも開催しているので、ホームページを要チェック!
イルカと触れ合い心癒されて、より健康に!
非日常的な「室戸時間」を家族、友人、カップルで過ごしてみない?
田野町完全天日塩製塩体験施設
こちらは、海水をゆっくりと混ぜ慣らして蒸発させながら、塩へと育てていく完全天日塩づくりが体験できる施設。
館内では工程が分かりやすくパネル展示され、結晶箱をかき混ぜる「かくはん作業」や、出来上がった天日塩の袋詰めなどを体験できる。風や太陽など自然の力を使って作られる塩の素晴らしさを体感しよう。事前に申込みすれば誰でも体験が可能で、作業の見学のみもOK!
注意事項
ハウス内は大変高温ですので、タオルや水分補給用の飲み物等をご持参ください。
見学・体験ともに予約制となっています。利用希望日の10日前までにご予約ください。
※採塩体験用の塩不足及び新型コロナウイルス感染症感染防止対策整備のため、令和3年4月1日(木)~令和3年7月31日(土)まで(予定)臨時休館
マリンアクティビティと海上アスレチック
「土佐の東の玄関口・光輝く自然の宝物」というキャッチフレーズのもと、自然がいっぱいのリゾート地としても知られる東洋町には、美しい海をめいっぱい楽しめるアクティビティが沢山!
中でも海に浮かぶ海上アスレチックは四国最大級を誇り、初心者向けから上級者向けまで16個ものアイテムを設置。ライフジャケットの貸し出しもあるから泳ぎの苦手な人でも安心♪
そして穏やかな湾でのSUP体験もオススメ。
波が穏やかなので、誰でも比較的簡単に体験可能。ゆっくり進んで海底を見れば、美しい珊瑚がみられることも。慣れたらストレッチやヨガにも挑戦してみて。
ダイビングやシュノーケリング、サーフィンスクールなど様々なアクティビティ体験ができるから、ぜひ東洋町へ足を運んで体験してみて。
すりみードッグ
四国1小さな町である田野町。道の駅田野駅屋隣にある「中芸食材工房」で販売され、不動の人気を誇る「すりみードッグ」をご存知?
「すりみードッグ」とは、地元・田野町の中芸高生が発案したご当地グルメで、地元鮮魚店のタラをベースとしたすりみにパン粉をからめてあげ、パンに挟んだお手軽フード。サクサクのフライにソースが絡み、あっさりとしていながらも魚介の風味が広がる仕上がりがクセになる。子どもや女性もぺろりとたいらげてしまう美味しさだ。
プレーンやカレーソースなどのフレーバーも美味と評判で、実生の柚子を使ったユズジュースも販売中。セットで購入したら370円とお得に味わえるので、お腹を満たして田野町の町巡りに出かけよう!
なはりまち歩き
地域の歴史や町並み、自然などを活かした観光振興に取り組む「なはり浦の会」が主催するまち歩きツアー。奈半利町は、明治から昭和の初めにかけて、絹や樟脳(クスノキから取れる衣類の防虫剤)の生産、捕鯨で栄え、今も当時を偲ばせる立派な建物などが多く残っている。
幕末から近代に建てられた登録有形文化財の古民家も多数並んでおり、古き良き美しい町並みがあちこちに今も健在。木材の集積地として栄えた雰囲気を体感でき、一気にレトロな気分を味わえるはず。
まち歩きだけでも十分楽しめるが、地元ガイドさんと巡れば詳しく説明を聞きながら、建物の歴史も一緒に学ぶこともできる。
ぜひツアーに参加して、町を散策してみて。
海辺の自然学校 (奈半利町海浜センター)
奈半利町「海辺の自然学校」前に広がるのは、約70種のサンゴをはじめ、たくさんの海の生き物達が生息する奈半利の美しい海。
こちらで楽しめるのは、シーカヤックとシュノーケリングがセットになった90分のプランで、海上ではシーカヤックでゆったりとボートをこいで海を散策。海中では、美しい海に潜ってショウガサンゴをはじめテーブルサンゴやチョウチョウウオ、ゾウリエビなど海の生き物を間近で見ることができる。
海上、海中両方の魅力を体感する事ができ、とってもお得♪
インストラクターが指導するので、初心者でも安心して体験できるのも嬉しい。
対象は小学生以上、予約受付は2日前までなので、利用の場合はお早めに!
キラメッセ室戸
様々な施設が揃う「道の駅キラメッセ室戸」。レストラン「食遊鯨の郷」は、店名にあるとおり鯨肉を使ったメニューが自慢で、写真の竜田揚げの定食以外にもお刺身やタタキ、さらにステーキやビビンバなどバリエーションが豊富なのもポイント。他にも地の魚や野菜、さらに浜アザミなど室戸ならではの食材を使ったメニューが揃う。
併設の直販所「楽市」には、地元の野菜や果物などはもちろん、その日揚がったばかりの魚や干物など、魚介も多数並んでいる。
また、室戸とクジラの歴史をデジタル技術満載で紹介する体感型資料館「鯨館」も併設。VR体験やクジラと記念撮影できるARなどを用意しているので、楽しく学びながら遊べるのも嬉しい!