
四国の水がめ「早明浦ダム(さめうら湖)」。このさめうら湖を中心に、様々な活動をしている「NPO法人さめうらプロジェクト(通称:らぶさめ)」をご存知ですか?
さめうら湖、そして吉野川流域の地域資源を生かした取り組みや活動への想いを聞いてきました!

早明浦ダムを眺めながら山道を登り事務局を訪ねると迎えてくれたのは、さめうらプロジェクト理事長の辻村幸生さん。
2011年にNPO法人を立ち上げ、さめうら湖を活用した様々な取り組みを展開しています。

さめうら湖ではパドルスポーツ(SUP、カヌーなど)や釣りなどのアクティビティや湖畔を利用したスポーツイベントを開催。
地元の中高生を中心に活動する「Blue☆Lake(ブレイク)」という団体の支援もしています。
お話を伺ったこの日、着ていたブルゾンも「Blue☆Lake」の文字が入ったものでした!

多彩な活動を行なっている「さめうらプロジェクト」。
その根本にあるのは「郷土愛とおもてなしの心を育む」と言うこと。
「たくさんの人にダムを身近に感じ足を運んでもらうことはもちろん、地域の子どもや若者たちを主人公に、地元を愛して地元から愛される人材を育てたい」と話す辻村さん。

県内で開催されるトライアスロンの練習会を開いて、その運営を担当したり、ワカサギ釣りのガイドをしたりと、学生たちが主体となって運営に関われる活動をしているそうです。
「運営する人材を育てていきたい」と辻村さん。
「地域の役に立つ経験ができれば、地元で生きることの喜びを感じられて、地域に貢献したい気持ちが芽生えるのでは」と語ります。

さめうら湖ではスポーツフィッシングなどの動力船とカヌーなどの非動力船の共存への取り組みも先進事例として全国で参考にされているとか。
「ただアクティビティを宣伝するだけではなく、これまでの実績を元に地域と連携し、様々な活動の調整やコーディネートをしながら、多くのジャンルの人々に愛されるフィールドになれるよう活動していきたい」と熱く語ってくれました。

様々な活動を通して人を育て、地域活性を行う「さめうらプロジェクト」。
地域が元気になるにはたくさんの人が足を運ぶことも必要。
ダムを訪れる機会のなかった方も色々なアクティビティやイベントを通して、さめうら湖の魅力に触れてみませんか?
問い合わせ
NPO法人さめうらプロジェクト(通称:らぶさめ)
住所/高知県土佐郡土佐町田井181
電話番号/0887-70-1541(さめうらプロジェクト事務局)