
船底にガラスが張られ、服を着たままで海の中を鑑賞できるグラスボート。
カラフルな魚たちやサンゴにも出会えると聞いて向かったのが「たつくし海中観光」です。

「乗船時間は約40分、見残し海岸散策が15〜50分。
トイレを忘れずに行っておいてください(笑)」
と説明してくれるのは浜口広樹さん。
では早速停泊しているグラスボートに乗船!

船内はご覧の通り、船底の中心にガラスが張られ、海の中が丸見え!
停泊している場所からすでにかわいい魚の姿が!
「一時期災害でサンゴが減りましたが、だいぶ再生され、今一番いい状態かも」
見残し海岸までは穏やかな海の潮風を感じながらのんびり進みます。
「この海から見える海岸の山の形が竜が伏せているように見えることから
臥竜山と呼ばれています。」

透明度の高い海に思わず飛び込みたくなる
海中の観察ポイント2カ所を巡った後、
グラスボートが速度を落とし見残し湾へ入っていきます。
「ここに生息するシコロサンゴは日本最大級です。
シコロというのは兜の一部のことで、
その形に似ているからシコロサンゴと呼ばれるそうです」
話を聞いている内に次々に魚が集まってきました!
「これはクロホシイチモチダイ。凄い数ですね」
まさに圧巻!
シコロサンゴの隙間にはたくさんの生き物たちを見ることができます。
ウツボにも出会えるかも!

シコロサンゴの鑑賞を終え、見残し海岸の船着き場に到着。
船頭さんの谷平一志さんが丁寧に見残し海岸の見所を教えてくれました。

見残し海岸は波や風の浸食により、様々な形に変化した奇岩が連なる場所。
遊歩道はゆっくり巡れば約50分ほど。

歩いて五分ほどで「つつみ岩」に到着。
蜂の巣のように空いた穴を叩くと「ぽん!」と鼓のような音が響きます。
「みんなが叩きすぎて形が変わりつつあります(笑)」と浜口さんも苦笑い。
ほかにも「人魚御殿」「愛情の岩」など、
自然の不思議な造形美の岩を鑑賞したら船着き場へ向かい帰路に着きます。
日常ではお目にかかれない海中散歩と海岸散歩という
竜串ならではの二つの異なる風景を同時に楽しめるグラスボート。
お仲間やご家族と一緒に気軽に海の大自然を満喫しに行ってみてください!
問い合わせ
たつくし海中観光(株)
住所/高知県土佐清水市三崎4135-2
電話番号/0880ー85-1155
営業時間/8:30〜16:30
定休日/不定休
乗船料金/大人1560円、小人780円
※要予約で案内人によるツアーもあり。大人2500円、小人1700円